今回は風の時代の引き寄せのポイント、ということで僕が引き寄せの法則に出会って15年間、自分なりにいろいろと試してきて得た気づきですとか直感から得た情報というものを皆さんにシェアしていきたいと思います。
風の時代という言葉はもうみなさんご存じの方も多いかと思いますが、簡単におさらいしておきます。西洋占星術では星、天体の動きによってだいたい220年とか240年ぐらいの周期で、この惑星の人々の思い、考え方つまり思考に変化が起こるという風に言われています。身近なところですと月、お月さまの満ち欠けによって私達の体調にも心理的にも影響を与えるといわれてますが、それをもっと宇宙規模でスケールを大きくしたもの、と捉えていただければわかりやすいと思います。この思いとか考え方、思考が変化すると、当然新しい発想だとか習慣だとか生活スタイルが産まれてきます。
風の時代の前は土の時代と言われて、ちょうど1800年代初頭にイギリスで産業革命がはじまって、大量生産大量消費から所有、組織、お金や肩書き、などといった目に見えるものに価値が置かれる時代が続きました。それが最近のコロナもそうですけど、ガラッと時代が変わりまして、風の時代は共有、精神、情報といった目に見えないものに価値が置かれるようになってきています。
風というと何かカラッとして気持ちいいイメージがあると思いますが、原典では ”air era”といいまして、air は空気、 era は時代、直訳すると空気の時代なんですね。空気は酸素と水素からなってますが、この酸素と水素はフリーエネルギーの原理として今後ますます脚光が浴びてくるのではないでしょうか。
このようにして今僕らは大きな転換期にいるんですけれども、それに伴って引き寄せの法則も少し以前とは風向きがかわってきたんじゃないかな、って思っています。
引き寄せの法則で大事なのは潜在意識と言われています。氷山のイラストで例えますと、この水面下の部分ですね。ここは普段気づきにくい部分ではあるんですけど、この潜在意識の中にある観念や信念、いわゆる思い込み、これが現実に大きく作用してきます。いわゆる引き寄せの元になるものです。よく、潜在意識を書き換える、とか心のブロックを外すとかいうのはココに焦点を当てています。ココの思い込みに気づいて自分の都合のいいように書き換えることによって望む現実を引き寄せるんですね。
これまで土の時代の引き寄せの法則は、この潜在意識の思い込みを書き換えて、出世がしたい、給料を上げたい、いまやっているビジネスを成功させたい、いいパートナーと出会いたい、といった何かになりたい、目指したい、自分の目標を達成するためのツールとして利用されてきました。土の時代のキーワードの1つは定着です。自分のキャリアを上げていって、しっかりと自分の人生に地に足をつけるようなイメージでしょうか。もちろんそれが悪いことではないですし、これからも続いていくと思います。実際僕も20代の頃は何者かになりたい、目指したいと思っていましたし、頑張っていました。でも一方で何か違うな、、、とも感じていたんですね。なんとなく自分らしくないな、と。方向性がちがうのかな、と。
で結論は何かと言うと、ここからさらに深堀していきますね。これからの風の時代は逆です。リバース。何かを目指すのではなくて、本当の自分、本来の自分に戻るということではないでしょうか。風の時代に入って情報が簡単に手に入るようになりました。クリック1つで自分の欲しい情報をダイレクトに、ピンポイントで手に入れることができますよね。その分情報過多といいますかインプットばかり増えてアウトプットが追いつかないという方も多いのではないのでしょうか。パソコンやスマホもデータを大量に取り込むだけだとフリーズしてしまいますよね。インプットと同時にアウトプット、つまりいらないものはアンインストール、手放すことが大切になってきます。
先程、潜在意識の中の思い込みにはなかなか気づきにくいと言いました。でもそれと繫がっている感情と振る舞いは自覚できます。この感情と振る舞いを徹底的に見ていらないものを手放す、そうすることによって思い込みにも間接的に働きかけることができます。いらないものを手放していった先に自分らしさ、とか自分軸というものが待っているんですね。
今まで引き寄せの法則を実践してきたけど、なかなか上手くいかないという方、インプットばっかりでなかなか行動できないという方、やりたいことが見つからないという方、どんどん手放してください。アンインストールしていってください。
そしていらないものを手放して、本来の自分、自分らしい自分を発見できたとき、本当にやりたいことが見えてきます。本当にやりたいことが見えると、簡単に行動に移せます。いやでも行動せざるを得なくなります。自分を表現せざるを得ないんですね。そうなると自分の夢も叶ったも同然です。
なぜなら自分らしい人間を放おっておくほど、世の中そんなに甘くはないからです。