今回は時間と空間をバージョンアップしていこうかと思います。ここで言うバージョンアップとは時間と空間に対する視点を変える、認識を変えるということです。そうすることによって、多くの人に共通する時間と空間に対する固定観念とか思い込み、メンタルブロックですね、それを外していくことにつながります。それが自分軸にも影響しますので、さらに引き寄せも加速して夢が叶いやすくなったりですとか、より自分らしく生きていくためのヒントになればと思っています。後半ではバージョンアップのメリットについて紹介していこうかと思います。今回も独自の視点を交えて、お伝えしていこうかと思いますので最後までご覧ください。
まず時間なんですけども、時間というのは過去現在未来と一方向に進んでいるという風に考えるのが普通ですよね。フォルダとファイルの関係で説明しますと、これまでは時間というフォルダの中に過去、現在、未来という3つのファイルが存在していました。昨日友達とどこどこ行ってきたとか楽しかった思い出とか、学生時代部活動がんばったとか、辛くて苦しかったととか終わってしまったことは『過去』のファイルに、これから先の予定、例えば明日会議があるですとか、来月は沖縄に行くですとか、これから起こるであろう先の経験体験は『未来』のファイルにしまっています。
『現在』のファイルはどうかというと、実際は『現在』のファイルはほとんど使用されてません。なぜかというと理由は主に2つあって、1つは現在(いま)ってどこにあるの?って感じで掴みづらいですよね。現在(いま)と思った次の瞬間、過去になってしまいますし、未来自体もどこからが未来なのかよくわからないですよね。このように境界線があいまいなため、経験する体験するっていうことは、『未来』の内容が『現在』のファイルを通り越してどんどんと『過去』のファイルに自動的に送信されていく、だいだい皆さんこのようなイメージだと思います。『過去』と『未来』がという概念があるせいで『現在』が見えづらくなっているんです。
もう1つの理由は、大抵は『過去』と『未来』には多くの興味関心があるけど、『現在』はあまり意識されないんですね。楽しかった思い出だとか、失敗したり後悔したりした過去のこと、将来を楽しみにしたり、先の未来を心配したりという風に、それが悪いわけではないんですけど、わたしたちの意識というのはついつい『現在』以外のところに行きがちです。このような理由で、『現在』のファイルはあまり使われていなかったんですね。
ではこの時間をバージョンアップしていきます。どうするかというともう1つ大きなフォルダを作ります。それを新しい時間として、今までのフォルダとファイルの名前を変更していくのです。
これまでの時間のフォルダの名前を『イマ』ファイルの名前をそれぞれ『過ぎ去ったイマ』『イマこの瞬間』『まだ来ていないイマ』という感じに書き換えます。イマをカタカナにしたのは、あえて区別しやすいようにということです。
こうして見ていくと、時間はイマしか存在しなくなります。過去の楽しかったことを思い出しているのも、『イマ』思い出しているわけです。これからくる未来を不安がるのも、『イマ』不安になってるということです。『過去』と『未来』があるおかげで『現在』というイマがみえずらかったのですが、それがなくなったおかげで『現在』(イマ)が浮き彫りになってくるんです。自分の意識を常に『イマ』に向けていく、『イマ』にスライドさせるような感じです。ちょっとややこしい話ですが、このようにして時間はイマしかないんだ、と思ってそのように実際に振る舞うことで意識の変化が起こって、実際にいいことが起こってきます。それは後半でお話します。
もう1つは空間ですね。時間の意識を全て『イマ』に向けるのと同じように、空間も『ココ』に意識を向けていくようにします。どういうことかと言いますと、これは自分軸にも繋がる話なんですが、毎瞬自分はどうしたいのか?に意識を向けるということです。自分は何がしたいのか。自分は何をしたくないのか。自分は何が好きなのか。何が嫌いなのか。自分は何を選ぶのか。自分は何が心地いいのか。この『自分は』というものが『ココ』なんですね。詳しくはこちらの動画で解説してますので省きますが、『周りの人のことも考えなさい』とか『人に迷惑をかけないように』とか『みんなやっているんだからあなたも』みたいなことって言われたことあると思うんですね。こういった言葉は常識的で一見耳障りのいい言葉のように聞こえますが、よくよく聞いてみると『ココ』つまり自分自身が不在なんです。常識に従わなくてもいいとか、相手に迷惑をかけていいという話ではなくて、自分という名の『ココ』を置いてけぼりにしたまま、周りの目を気にするということは、『ココ』ではないどこかに意識を焦点を持っていっているってことなんですね。いわゆる他人軸です。自分をある意味犠牲にしているわけですから、必要以上にエネルギーを消費しますので、モチベーションを常に上げていく必要があったり、本来の自分でないまま頑張りすぎたりして、ある時プツンとスイッチが切れてしまう原因にもなるんです。なので自分の軸でもある、『ココ』を意識するということはすごく大事になってきます。
ここまで時間と空間をアップロードするということは、『イマとココ』に意識の焦点を合わせることだとは、なんとなくわかっていただけたかと思います。
それを踏まえた上でこれがどのように日常の生活に影響するのか、具体的なメリットを2つあげていきます。まずシンクロニシティが加速するということです。これまで時間というのは過去現在未来と時間の概念が区切られていたために、何か1つのことを成し遂げるのに一段一段階段を上がるようにたくさんの時間と空間が必要だったんですね。キャリアアップをするにしても、まずは1つの場所(空間)である程度の期間(時間)下積みをして次の部署、または別の会社で経験を積んでですとか、部活でも一年生は球拾いから始まってですとか、それが良いとか悪いとかっていう話ではないんですけども、でも時間の概念を変えてイマしかないんだ、空間も自分軸でココしかないんだ、となると今度は滑り台を滑るようにしてあっという間に目標を達成することができるようになります。もちろん最近のITの進化がそれを可能にしている部分もあると思いますし、最近時短とか爆速とかそういった言葉が流行っているのもそのせいかなとも思うんですけど、シンクロニシティは共時性と言うように、自分のイメージしたことが目の前に現われるまでの時間がどんどん短くなっていくということです。
それは当然望む現実の引き寄せを加速させる原因になります。
もう1つメリットを上げるとすると、イマとココに意識を集中させて、シンクロが進んで、引き寄せが加速して、夢が叶うようになるとイマに感謝出来るようになります。すると先程のフォルダとファイルの図でいいますと、イマがポジティブになれば、過ぎ去ったイマも全てポジティブに自動的に変化します。どんなネガティブな過去であっても、それがあったおかげでイマがあると思えるので、自動的にポジティブに上書き保存されていくのです。同時にまだ来ていないイマも自動的にポジティブに自動変換されます。どんな未来が来ても、『いくらでも変えていくことはできる』となって、不安や恐れが消えてなくなります。
このようにしてイマが変わるとカコもミライも全て変わっていくんですね。
最後に時間と空間をさらに深堀りしていきます。
時間と空間というのは地図でいう緯度と経度のようなものです。緯度と経度によってピンポイントで場所が分かるように、時間と空間は経験を図る尺度、ものさしなんですね。
お腹が空いたからおにぎりが欲しいと思っても、時間と空間がなければ目の前におりぎりがポンッとあらわれておしまいです。逆に時間と空間があることによってご飯をたいて、おにぎりを作るという経験ができるわけです。そのためには炊飯器でご飯をたく時間、キッチンという空間がどうしても必要になってくるんですね。
せっかくかけがえのない経験ができる地球に産まれてきたんであれば、なかなか行動できない人がもしいるのであれば、イマとココに意識の焦点を当ててみてください。シンクロによってこれまでよりも結果が早く出るようになります。つまり行動することがコスパが1番いいということに気づくかも知れません。